PPAPとカンナムスタイル
PPAPというものが話題と聞いて、わりとすぐにチェックしてみたのだけど、そのなかで、「韓国のPSYが歌う、カンナムスタイルに続くか?」みたいなネットニュースを見た。
たしかにPSYもタキシードを来た太ったオッサン、みたいな出で立ちで、コメディアンぽいけど、PSYというのは米ボストン大で経営学、バークリーで音楽を学んだ人で、コメディアンではなく、ミュージシャンだ。
それにカンナムスタイルをちゃんと聞いてみればわかるけど、普通に歌はうまいし、歌詞もちゃんと意味があって、カンナムという富裕層が暮らす地域の住民を揶揄するような内容になっている。
米国内で流行った理由はわからないし、もしかしたら、ただたんに「おもしろいから」かもしれないけど、少なくとも一発ギャグのようなものではなく、ちゃんとメッセージと音楽性があるものに見えるし、多くの韓国人もカッコいいと感じているはずだ。
承認欲求が強すぎる韓国のメディアが、海外のあちこちで、「PSYを知ってるか、カンナムスタイルを知ってるか」とやってしまったせいで、なんだか滑稽な印象になってしまったけど、PSYは普通にカッコいい、と私は思います。もちろん、特殊なかっこよさであり、皆が目指すかっこよさではないのだけど。
もちろん、だからといって、PPAPと較べてどっちが上とか下とかそういう話ではなく、目指しているところがまったくちがうよ、という指摘でした。